
40代50代キャリア女性のメンタルケアと自己実現をサポート
メンタルセラピストのかげやままりです。
先日のセッションでこんなご相談がありました。
「夫の言動が私をイライラさせていることに、全く気が付いていないことにむちゃくちゃ腹がたちます!!!」

これもあるあるですよね~!
私の場合、子どもが片付けた部屋を散らかしたり、折角キレイに整えた玄関に靴をそろえないで家に入られたりすると、めちゃくちゃ切れますよ~!!!
ですが・・・信じたくないですけれど、それをされるっていうことは、自分もどこかでやっているという事なんですね。
自分がやっていなかったらそんなことはされません。
で、よくよく日常を観察してみると・・・
私も脱いだ服を脱ぎっぱなしで放りだしていたり、玄関で靴が暴れていることもありました(^◇^;)
自分では絶対にやっていない!私はいつも整理整頓している!!!
って自信満々だったのがあっけなく崩れました。。。(T-T)
自分もやっている、と分かったら、子どもたちに切れることは全くなくなりました。そしてなぜか、散らかすことも少なくなりました。
ま、世の中の仕組みってこんな感じなんですよね。
にわかに信じがたいですし、信じたくないですが、事実です。
ということは???
このクライアントさんもどこかの誰かに対して、自分の気付かないところで相手をイライラさせたり、イヤな思いをさせたりしていることがあるっていうことなんですね。

イラッとする相手は、自分を映す鏡
「人の振り見て、我が振りなおせ」という言葉。昔からありますよね。
これがまさに現していることだと私は思っています。
とはいえ、頭では、「自分もきっと誰かに同じようなことをしているのかもしれない」と理解していても、心がそれを受け入れるのはなかなか難しいものですよね。
特に相手に対しての怒りが大きい場合は尚更。
まさか目の前の憎きヤツと同じ事を自分がしているなんて、思ってもいないし、認めたくもない!!!!
でも、少し時間をおいて改めて考えてみると…
そのクライアントさん、ご自身も同じことをしていたと気づいたそうです。
クライアントさんの例:「ありがとう」を言わない夫にモヤッとした日
きっかけは、ご主人に対して感じた小さなモヤモヤでした。
「最近頂き物に対して、お礼をいわないな~」と感じていたそう。
でもあるとき、「もしかして私も言えてないかも?」と思って意識してみたら、
自分もちゃんと感謝を伝えられていない場面がいくつもあったことに気づいたのです。
なんだ、自分も同じことしてるじゃない!
そう納得できたそうです。
すると、何と驚いたことに、その後頂き物をしたご主人が、自らお礼を伝えていた!という嬉しい出来事が起きたそう!
「お礼はちゃんと言った方がいいよ」と注意したわけでもないのに、奥様であるクライアントさんの意識が変わっただけで、ご主人の行動が変化していったのです。
「相手と自分は同じ」と許容できると現実が変り始める。
このエピソードから、改めて感じたことがあります。
私たちが見ている現実は、全て「思い込み」からできている。
だから、現実を変えたければ、まずは「どんな思い込み」があるのかを見つければいいんです。
ご主人に対しての思い込み。自分自身に対しての思い込み。これが原因となってイライラさせるご主人が創り出されているんです。
でも、それらはあまりにも「自分にとって当たり前」になっているため、
自分ではなかなか気づくことができません。
だからこそ、周りの人との関わりの中で感じるイラッとしたり、モヤッとする瞬間が、
自分を見つめ直すチャンスなんです。
イラッとしたり、モヤッとしたりする相手と同じ事、もしかしたら自分もやってないかな??
ちょっとしたことだけれども、自分事として捉えられるようになることで
日常のイライラはあっという間に解決できるんです。
イラッとするのは大事なメッセージ
もし今、誰かにイライラしているなら、
相手を変えるよりも先に、自分の思考・態度・あり方を少しだけ見直してみる。
それだけで、驚くほど現実が変わり始めることがあります。
変化は、いつも自分の中から。
今回もクライアントさんを通して、見せて貰えました!
有り難うございました!
