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落ち込んでいる大切な人を励ましたいあなたへ

かげやままり

40代50代女性専門 自分軸ライフナビゲーターのかげやままりです。
仕事も家庭も一生懸命な「働く女性」の心のサポートをしています。

ご主人やパートナー、お子さん、職場の同僚や部下など、落ち込んでいる人がいるとついつい励ましたくなる事はありませんか?

先日クライアントさんからこんなご相談を頂きました。

大切な友人が悩んだり落ち込んだりしているのをみると励ましたくなります。私の言葉で元気になって欲しいな、何か気が付いて欲しいなって思うんです。そんな時はどんな風に伝えたらよいですか??

クライアントさま

この優しさは尊いものに思えるかも知れませんが、実は要注意!!!

この「相手に変わって欲しい」という思いが、実は相手を苦しめているのです。

落ち込んでいる大切な人を元気にできるのは「あなた」ではない

ちょっと厳しい言い方になってしまいましたが、「元気になって欲しいな」と思う事はできても「元気にさせる」ことは出来ないんです。

どんなに周りが褒めてくれても、素直に認められない。そんな経験はありませんか?

かつての私はそうでした。

「凄いじゃない!」「さすがだよね!!!」と言われても、自分では全くそう思えていないので、折角の他人からの褒め言葉も「たいしたこと無い」「他の人はもっと出来る」「どうせ誰にでも言ってるんでしょ」なんて思っていましたね。

「元気になって欲しい」と言う思いは一歩間違えると「コントロール」「相手への支配」になります

イギリスのことわざで「馬を水辺まで連れて行くことはできても、水を飲ませることは出来ない」というのがあります。

あなたが発した言葉は、あなたにとっては相手を励ます言葉であったとしても、相手がそれを受け取るかどうかは相手次第。

あなたがそれを決める事はできないんです。

たとえば、親子関係でよくあることですが、親は子どもに良かれと思って言葉をかけるものの、子どもは素直に受け取れず、よその人の言葉を聞いてしまったりします。


それは、親の「この子を変えたい」「こうなってほしい」という「支配的な」エネルギーを感じ取ってしまうからです。

私自身、今この歳になって初めて親の言ってくれた事に感謝したり出来ていますが、昔は「うるさいな~」って思って聞いていなかったこと、たくさんありますね(^◇^;)

だから、まずは自分の中に「相手をコントロールしようとする気持ちが働いていないかどうか」を確かめることって凄く大切になってきます。

そもそも私たちには「他人を変える力」はありません。

これは、私自身が過去に痛感したことでもあります。

働きながら子育てをし、夫が単身赴任でワンオペ状態だった頃。

「夫や子どもが私の思うように動いてくれたら、私はもっと穏やかになれるのに」と、強く思っていました。

でもそれは「自分は絶対に正しい」という前提で、周囲に変わってほしいと願うこと。それは、一方的でずるい態度でもあります。

変わらない自分をそのままに、相手だけに変わってほしいと思うのは、誰だって受け入れられません。

周囲が変わればいいと思っている人の話は、本人もまた聞こうとしないからです。

他人をコントロールできないことを本当に知っている人は、「他者の意思を尊重すること」を本当の意味で知っている人だと言えますね。

「落ち込んでいる大切な人」はあなたの内側を現しているだけ

現実は全てあなたの内側が外側に現れているだけ。

だとしたら「落ち込んでいる大切な人」はあなたの中のあなた自身なのです。

最近落ち込むようなことがあったのに、無理してポジティブに振る舞っていませんか?

こんな小さな事ぐらいでクヨクヨしちゃダメ!!!なんて、自分に鞭打っていませんか??

「元気にさせなきゃ」は誰のため?

相手を励ましたいという気持ちは、一見すると愛や優しさに満ちた行動に見えます。

でも、よくよく心の声に耳を傾けてみると、「この人が元気にならないと私が不安」「落ち込んでる空気が苦しい」——そんな思いが隠れていることが!!!!

つまり、“元気にさせなきゃ”という思いの裏には、自分が感じたくない感情を避けるための反応があるのです。

その根っこにあるのは、「ネガティブはダメ」という思い込み

相手のネガティブを否定する前に、自分の感情を見てみよう

あなたは、自分の中のネガティブな感情にどんなラベルを貼っていますか? 「こんなふうに感じちゃいけない」「泣いたら弱い人間みたい」そんなふうに、自分自身にダメ出ししていませんか?

「ネガティブな私=ダメな私」という無意識の思い込みがあると、 目の前の人のネガティブにも自然と反応してしまいます。

相手を励まそうとした言葉が、実は自分自身にも向けられた声だった——そんなことに気づくとき、本当の意味で相手に寄り添える土台が生まれていきます。

まず自分にOKを出してあげよう

ネガティブな気持ちこそ、すべて大切な“内なるサイン”

感情に良い・悪いはありません。 ネガティブな気持ちは、あなたの内側からの大切なサインです。

「悲しい」「不安」「怒り」「孤独」——そんな感情こそ、 あなたが今本当に必要としているものに気づくための扉かもしれません。

まずは、「こんなふうに感じていいんだよ」と、自分の気持ちに寄り添ってあげましょう。

シャンパンタワーの法則〜あなたが満たされれば、自然と伝わる〜

有名な“シャンパンタワーの法則”をご存知でしょうか?

一番上のグラスにシャンパンが注がれると、あふれた分が次々と下のグラスに流れ込んでいきます。

それと同じように、まずは自分自身の心が満たされていくことで、 自然とあなたの在り方がまわりの大切な人達にも伝わっていくのです。

無理に「元気づけよう」「励まそう」としなくても、 あなたが自分の感情にOKを出していれば、それだけで周りの人達にとっては「励まし」となります。

がんばらなくても、あなたの在り方が力になる

相手を変えようとしなくても大丈夫。

まずは、あなた自身に「今のままでいいよ」と言ってあげてください。

その安心感は、言葉にしなくても、ちゃんと伝わっていきます。

あなたが自分を受け入れるとき、 そのやさしさは、あなたの大切な人にも静かに届いていくのです。

もっと深く、自分を見つめてみたいあなたへ

もし今、「わかってはいるけれど、なかなか自分を受け入れられない」「つい誰かを励まさなきゃと頑張ってしまう」——そんな想いを抱えているなら、

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  • この記事を書いた人

かげやま まり

自分軸ライフナビゲーター

神奈川県横浜市在住。自然療法セラピスト・潜在意識コーチ。
大学卒業後、アパレル専門商社に就職。その後米国大学留学・学士取得。帰国後はテレビ通販会社にて勤務。アパレル・ファッション雑貨・宝飾品を取り扱う中間管理職を経験。
在職中の2019年から子育てカウンセラーとして副業開始。2021年からは働く女性のためのカウンセリング・コーチングをスタートし、述べ150人以上の40代50代の女性の自己実現をサポートしている。
2024年に25年間の会社員生活を卒業し起業。

■夫は永遠の単身赴任。結婚25年目にして一緒に過ごした期間は7年程度。
■大学3年生長男・高校3年生次男・中学2年生長女の5人家族。
■趣味は映画鑑賞と子どもの部活観戦。

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