仕事・職場の悩み

共感力が高いのに人間関係がしんどい理由|相手の気持ちを考えすぎるあなたへ

かげやままり

40代50代女性専門 「正しく生きる」から「私らしく生きる」へ
メンタルトレーナーのかげやままりです。
仕事も家庭も一生懸命な「働く女性」の心を整え自己実現をサポートしています。

上司の仕事の仕方がいちいち気になる!というクライアントさんから、こんなお話を聴きました。

仕事を丸投げしてくる上司にイラっとしています。でもいつも忙しく動き回っているし「上司にも事情があるんだろうな」と思ったら、まぁ仕方ないかな??と思えるようになりました。

クライアントさま

ご本人は「イライラ感情に呑み込まれず、冷静に物事を捉えることが出来るようになった!」と思われていたのですが、

じ・つ・は・・・

ここに大きな落とし穴があるのです。

結論から言うと、これは問題解決したとはいえず、むしろ未来でもっと大きな問題を引き起こすタネを撒いてしまっているんです!!!

ということで、今日は「他人を理解しようとする力」=「共感力」の高い人ほど人間関係がつらくなってしまっている心の仕組みについて、お伝えしますよ~♡

「共感力」が高い人ほど生きづらいのは何故なのか?

嫌な事をされたり、言われたりしても

「あの人も忙しくて、心に余裕がなかったんだよね」
「いつもは優しい人なんだから、こんなことでイライラしちゃいけないよね」
「だれでも間違いはあるしね。完璧主義の人なんていないんだから」

「悪気はなかったのかもしれないしね」

なんて思うクセありませんか?

だれでもきっと幼いころから無意識でやっているであろう「相手を理解しようとする行動」

これが出来ている人って素晴らしい!人として立派だわ~!なんて思っているとしたら。。。

それは大間違いです。

なぜなら、この行動は自分を蔑ろにして相手を優先させた行動だからなんです。

相手の事ばかりを考えて、自分の事を何十年と後回しにしてしまった結果、人と接することが苦しくなっていないですか?

そして心のどこかで「いつも私ばっかり我慢してる!」「なんで私ばっかり損するの??」なんていう言葉がムクムクを沸き上がる感覚はありませんか??

これは本当はあなたが感じた「怒り」の感情を抑圧し続けた結果、そろそろそれが爆発する準備に入っているという合図なのです。

相手を理解する前にやらなくてはいけないたった一つのこと

相手の事情を理解するまえに絶対にやらなくてはいけない事。

それは「自分が感じた気持ちをしっかりと感じきる事」なんです。

相手に何かを言われたときに感じた「怒り」や「悲しみ」、例えば「辛くなかった?」「悲しくなかった?」「寂しいと思わなかった?」そんな問いかけを自分にしてみてください。

誰でも絶対に最初に感じたネガティブな思いがあるはずなんです。

それを「なかったこと」にして相手の事情を理解しようとすることは、あなた自身の存在をなかったことにするのと同じ。

たとえ相手に悪気がなかったとしても、あなたは自分の感情をきちんと感じ取っていいのです。

「感情」を」「マインド」でコントロールしないこと

感情は心の深い部分、つまり無意識の部分から出てきているものなのでとても正直なものです。ウソ、偽りはありません。

でもなぜか私たちはそれが「怒り」「悲しみ」といったいわゆる「ネガティブ」な感情だったりすると、それを表に出すことを極端に嫌って何とか抑え込もうとしますよね。

これが現実をこじらせている理由なんです。

そもそもなぜ「ネガティブ」な感情を抑え込もうとしてしまうのか?

それは幼いころから「怒るのはいけない事」「泣いちゃダメ」と親や周りの大人に洗脳されて(させて)きたからなんです。

そしてこの「ダメ」だというのを自分自身にしていませんか?

親や周りの大人はあなたに「ダメ」といったかもしれない。けれどあなたがあなた自身にまで「ダメ」と言い聞かせる必要はないのです。

「ネガティブ」な感情こそが幸せを運んでくる

もしもこの「ネガティブ」な感情を感じれば感じるほど、幸せになれると分かっていたら・・・???

「感情を抑圧すること」は「不幸になる事」を自ら選んでいるのと一緒だといっても過言ではありません!!!!

幸せを運んできてくれる「ネガティブ感情」が折角でてきてくれているのだから、それを一生懸命説得して「でてくるな~出てくるな~」となだめる必要はないってことをぜひ知ってくださいね!

因みに、このネガティブ感情を抑圧し続けると、のちのちものすごいエネルギーとなって爆発しますから、本当にやめた方がよいですよ!!!!

日常での些細な事がきっかけで夫や子どもたちに怒鳴りまくる。そんな経験を私は何度としてきました。

怒りに任せて襖を叩いて穴をあけたこともありましたし、買ったばかりの日傘を投げて使う前に壊してしまう。。。という恐ろしい事件は数知らず。

あ!バナナハンガーもテーブルに叩きつけて、真っ二つに割れるということもありましたね。。。

今思うと恥ずかしい話ですが、、、あえてここでお伝えしておきますね(;^_^A

もしもあなたにも心当たりがあるのなら、それだけ感情を抑圧し続けてきてしまっている証拠。ぜひ覚えておいてくださいね!

これからは自分に優しくしていく

相手のことを理解しようとするあなたは、本当に優しい人。でも、自分の気持ちを後回しにする優しさは、自分を傷つけてしまい、結果としてあなたの望む現実がどんどん遠のいていってしまいます。

「私は傷ついた」
「私は悲しかった」


その感情に、どうかあなたが一番に気づいてあげてください。

感情をちゃんと感じることが、あなたらしく生きる第一歩です。

とはいえ、幼いころから無意識のうちにやってしまう「他人を理解しようとする行動」は、なかなか一人で手放すのは難しい。とくに「自分を優先すること」は宜しくないこと、と思ってしまっている場合はなおさらです。

でもこれ以上人間関係で苦しみたくないのなら、ここは勇気をもって行動するしかない!

「わかっているのに、つい我慢してしまう」
「そもそもネガティブな感情を感じる方法が分からない・・」
「感情って何???」


そんなあなたのために、今の思いを整理する「60分無料個別相談」をご用意しています。

ぜひご利用くださいね!

60分無料個別相談

無料個別相談
  • この記事を書いた人

かげやま まり

自分軸ライフナビゲーター

神奈川県横浜市在住。自然療法セラピスト・潜在意識コーチ。
大学卒業後、アパレル専門商社に就職。その後米国大学留学・学士取得。帰国後はテレビ通販会社にて勤務。アパレル・ファッション雑貨・宝飾品を取り扱う中間管理職を経験。
在職中の2019年から子育てカウンセラーとして副業開始。2021年からは働く女性のためのカウンセリング・コーチングをスタートし、述べ150人以上の40代50代の女性の自己実現をサポートしている。
2024年に25年間の会社員生活を卒業し起業。

■夫は永遠の単身赴任。結婚25年目にして一緒に過ごした期間は7年程度。
■大学3年生長男・高校3年生次男・中学2年生長女の5人家族。
■趣味は映画鑑賞と子どもの部活観戦。

-仕事・職場の悩み