朝、子どもに
「おはよう!」
と声をかけたのに、返事がない。
「また朝から不機嫌なの?」
「挨拶くらいしなさいよ!」
と、イラッとしてしまう。
会社でも、上司や同僚に挨拶をしたのに、返ってこない。
「え? 無視?」
「また機嫌が悪いわ・・・」
なんて思いながら、嫌な気持ちで一日がスタートする。
こんなこと、ありませんか?
でもね。
挨拶が返ってこなかったことと、
相手が不機嫌なこと。
あなたを無視したこと。
これは、それぞれ別の話なんです。
子どもは、寝起きでぼーっとしているだけかもしれない。
上司は、考え事をしていて、声が聞こえていなかったのかもしれない。
それなのに、
「不機嫌なんだ」
「私を無視しているんだ」
と受け取って、自分の方がモヤモヤしてしまう。
私もよくありましたよ~!
これもじつは「思考」と「感情」の仕組みを紐解くと解決ていくんです。
私にとって、挨拶は「絶対にするもの」でした
私は小さい頃から、父に
「人には、まず笑顔で挨拶をしなさい」
と言われて育ちました。
朝起きたら挨拶。
人に会ったら、笑顔で挨拶。
どんなときでも、それが当たり前。
だから私の中では、
「挨拶をしないのはいけないこと」
になっていたんですね。
さらに、今振り返ると、
「挨拶をしない=その人の存在を無視すること」
という「意味づけ」をしていました。
父と母のやり取りを見ながら、私なりにそう受け取っていたのかもしれません。
だから、挨拶を返してくれない人に会うと、
「この人、私を無視してる!」
と腹が立っていたんです。
自分はちゃんと挨拶しているのに。
どうして、この人はしないの?
私のこと、何だと思っているの?
・・・挨拶ひとつで、頭の中は不機嫌な私でいっぱいでした(笑)
ところが、私も挨拶を返していませんでした(笑)
そんな私も、フラワーエッセンスを日常に取り入れながら、自分の心と向き合っていくうちに、
「こうしなければいけない」
というマイルールが、少しずつゆるんできました。
「いつでも笑顔でいなければ」
「人に会ったら、必ず挨拶しなければ」
と、気を張り続けることが減ってきたんですね。
すると、あるとき気づいたんです。
「あれ?私も、挨拶を返していないときがある!」
考え事に集中していると、人の声が耳に入ってこない。
朝起きたばかりでぼーっとしていると、すぐには反応できない。
そもそも、人がいることに気づいていないときもある。
でも、そのときの私は、
「この人を無視してやろう」
なんて、思っていないんです。
ただ、その瞬間、周りに意識が向いていなかっただけ。
自分が経験して初めて、
「挨拶を返さないからって、
無視しているわけじゃないんだ!」
と分かりました。
私の「当たり前」は、みんなの「当たり前」ではなかった
それまでは、自分の中にある
「人に会ったら、必ず笑顔で挨拶するもの」
というルールで、相手を見ていました。
だから、返事がないと、
「失礼な人」
「不機嫌な人」
「私を無視する人」
になっていたんですね。
でも、私がそうしているからといって、相手も同じ価値観で生きているとは限らない。
挨拶を大切にしたいなら、私は挨拶をすればいい。
ただ、そこに
「あなたも、私が期待したとおりに返してね」
までつけるから、返ってこなかったときに苦しくなるんです。
これは挨拶に限らず、夫や子どもとのやり取りでも同じ。
自分が期待していた反応がないと、
「なんで?」
「どうしてそういう態度なの?」
と、イライラしたり、落ち込んだりする。
そんなときは、
「私は今、この人にどんな反応を期待していたんだろう?」
と、自分に聞いてみてほしいんです。
相手の気持ちを決めつける前に、自分の「あたり前」を期待していることに気づく。
そこから、見えるものが変わってきます。
「また不機嫌!」と決める前に
朝、子どもから挨拶が返ってこなかったら、
「また不機嫌なの?」
と決める前に、
「まだ眠いのかな?」
「ぼーっとしているのかな?」
「ちょっとお疲れモードかな?」
という見方もできます。
職場で返事がなかったら、
「無視された!」
と決める前に、
「聞こえていなかったのかも」
「何か考えていたのかも」
という可能性もありますよね。
本当のところは、本人に聞かなければ分かりません。
でも、分からないことをわざわざ
「私を無視した」
「私を大切にしていない」
と受け取って、自分を嫌な気持ちにしなくてもいいんです。
挨拶が返ってこなかった。
まず、起きたことはそこまで。
その先の意味は、自分がつけていることに気づいてみてくださいね。
分かっていても「モヤモヤ」するときは・・・
とはいえ、
「頭では分かるけど、やっぱり腹が立つ!」
ということもありますよね。
私も、ただ「気にしないようにしよう」と思うだけでは、なかなか変わりませんでした。
私にとってフラワーエッセンスは、そんなときに自分の感情に気づき、心と向き合うきっかけになってくれたものです。
イラッとしたときに、
「挨拶がないことを、私はどう受け取ったんだろう?」
「私の中に、どんな『こうするべき』があるんだろう?」
と、自分に問いかける。
そうして少しずつ、自分を苦しくしていたマイルールに気づいていきました。
挨拶が返ってこないことと、
あなたの存在が大切にされていないことは、
同じではありません。
その結びつきがゆるむと、相手の返事ひとつで、朝から嫌な気分になることも減っていきますよ!