親子関係をよくする方法

子どもが学校に行けない・・・「私の育て方が悪かったの?」と悩むお母さんへ

子どもが学校に行けない。

勉強する気力が湧かない。

朝起きられず、一日中寝ている。

そんなわが子の姿を見ていると、

「このままで大丈夫なの?」

「今ここで頑張らなければ、将来困ることになるよ」

そう言いたくなることはありませんか?

本当は子どもを責めたいわけではない。

できることなら、苦しんでいるわが子の気持ちに寄り添ってあげたい。

それなのに、子どもが動けない姿を見ていると、心配だけではなくイライラまで湧いてきてしまう。

そして、つい、

「いつまで寝ているの?」

「嫌なことから逃げていたら、何もできないよ」

「もう少し頑張ってみたら?」

そんな厳しい言葉をぶつけてしまう。

後になって、

「あんな言い方をしなければよかった」

と自分を責めてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。

でも、子どもに厳しい言葉をかけてしまうのは、愛情がないからではありません。

もしかしたら、お母さん自身も同じ価値観の中で、ずっと苦しみながら生きてきたからかもしれないのです。

子どもは親の言葉よりも、親の生き方を見ている

子どもは、親の姿を見ながら育ちます。

親が何を大切にしているのか。

どんなときに喜び、どんなときに怒るのか。

何ができたときに褒められ、何ができないときに残念そうな顔をされるのか。

そうした日々の積み重ねの中で、子どもは少しずつ、「これが正しい生き方なんだ」という価値観を身につけていきます。

旦那がストレス

たとえば親が、

「つらくても休んではいけない」

「嫌なことから逃げてはいけない」

「人に迷惑をかけてはいけない」

「最後までやり遂げなければならない」

「結果を出せなければ意味がない」

という価値観で生きていたら、子どももそれを正しいこととして受け取ります。

もちろん、親がわざわざ言葉で教えているわけではありません。

けれど、具合が悪くても仕事へ行く。

嫌なことがあっても、笑顔で我慢する。

疲れていても、家族のために動き続ける。

休んでいると罪悪感を覚え、「こんなことをしている場合じゃない」と、また自分を奮い立たせる。

子どもは、そんな親の生き方をよく見ています。

そして、

「お母さんも頑張っているのだから、自分も頑張らなければ」

「つらいなんて言ってはいけない」

「休んだら、お母さんを困らせてしまう」

と、自分の気持ちを押し込めながら頑張るようになっていくんですね。

親の「価値観」が子どもを苦しめているとしたら

先日のセッションで、あるお母さんから、お子さんが学校へ行けなかったというお話を伺いました。

お子さんは何も言わず、ただただうつむいて涙を流していたそうです。

その姿を見て、お母さんは初めて、

「この子は、本当に苦しんでいたんだ」

と気づきました。

そして、お話を聞いていく中で、お母さん自身にも、

「頑張り続けなければいけない」

「逃げてはいけない」

「できない自分はダメ」

「周りからきちんとした人だと思われたい」

という価値観があることが見えてきました。

そのお母さんも、本当は仕事がつらかった。

嫌なことを嫌だと言えず、休みたいときにも休めず、「私がやらなければ」と自分を奮い立たせていたのです。

でも、自分ではその苦しさに気づいていませんでした。

頑張ることが当たり前になりすぎて、「つらい」「もう休みたい」と感じることさえ、自分に許していなかったのです。

だからこそ、頑張れなくなった子どもの姿を見たときに、心が大きく揺れたのかもしれません。

自分が許してこなかったことを、目の前で子どもがしている。

自分はどんなにつらくても踏ん張ってきたのに、子どもは立ち止まっている。

すると無意識に、「私は頑張っているのに、なぜあなたは頑張れないの?」という思いが湧いてきます。

そして、子どもを励ましているつもりで、自分に向け続けてきた厳しい言葉を、子どもにも向けてしまうのです。

子どもの問題は、お母さんの苦しさを教えてくれている

子どもが学校へ行けなくなったり、動けなくなったりしたとき、「子どもをどうしたら元に戻せるだろう」と考えるのは自然なことです。

でも、子どもだけを変えようとする前に、視点をご自身に向けてみて下さい。

目の前の子どもが苦しんでいるとしたら、その子が正しいと信じてきた価値観そのものが、もう苦しくなっているのかもしれません。

そしてそれは、お母さん自身も同じ価値観の中で、本当は苦しんでいるということを教えてくれているのかもしれません。

子どもが、「もう頑張れない」と動けなくなることで、

「お母さんも、本当はもう苦しいんじゃない?」

「いつまで自分に無理をさせ続けるの?」

「もう、そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」

と、教えてくれているように私は感じるのです。

子どもの問題に見えていたことが、実は親子を縛ってきた価値観に気づくために起きている。

そう捉えてみると、子どもの姿は「困った問題」ではなく、親子がこれまでとは違う生き方へ進むための大切な出来事に見えてきます。

これは「親のせい」という話ではありません

ここまで読むと、「やっぱり私のせいで、子どもを苦しめてしまったんだ」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、これは親を責めるための話ではありません。

お母さん自身も、その価値観を正しいと信じて生きてきたのです。

頑張ることで褒められた。

我慢することで、家族や周りの人との関係を守ってきた。

人に迷惑をかけないようにすることで、自分の居場所をつくってきた。

もしかしたら、お母さんも自分の親から同じ価値観を受け継いできたのかもしれません。

その生き方が必要だった時期もあったはずです。

だから、「こんな価値観を子どもに与えてしまった」と自分を責める必要はありません。

大切なのは「今、気づけた」ということです。

「私は、休んではいけないと思っていたんだ」

「頑張れない自分には価値がないと思っていたんだ」

「子どもの成績や進路を、母親としての自分の評価と結びつけていたんだ」

そうやって自分の中の価値観に気づくことができたら、あとはその「価値観」を手放して行けばよいだけです。

子どもを休ませる前に、自分を休ませていますか?

子どもに心から、「今日は休んでもいいよ」と言えるようになるためには、お母さん自身が自分に、「私も休んでいい」と言えることが大切です。

自分はどんなにつらくても仕事へ行く。

家族のために、疲れていても動き続ける。

嫌なことを嫌だと言わず、全部引き受ける。

そんな生き方を続けながら、子どもにだけ、「無理しなくていいよ」と言っても、心の奥では「でも、できれば頑張ってほしい」と思ってしまいます。

その気持ちは、言葉にしなくても子どもに伝わります。

だから、まずはお母さん自身が休むこと。

つらいときには、「つらい」と認めること。

嫌なことには、「本当は嫌だった」と気づくこと。

何もしないで過ごす自分にも、丸をつけてあげること。

お母さんが自分に許したことは、少しずつ子どもにも許せるようになります。

自分の状態に気づき、

「今日は休もう」

「ここは頑張ってみよう」

「一人では難しいから助けてもらおう」

と自分で選べること。

それこそが、子どもに身につけてほしい本当の自立ではないでしょうか。

親の介護イライラ

「休んでもいい」と思えることは、「自分の心を守る力」になる

子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、

「ここで休ませたら、嫌なことから逃げる子になってしまうのでは?」

「社会に出たら、つらいことから逃げてばかりはいられない」

そんな不安を感じるお母さんもいらっしゃると思います。

だからこそ、今のうちに頑張ることを覚えさせなければ。

少しくらいつらくても、乗り越える力をつけさせなければ。

そう思って、子どもの背中を押したくなるのかもしれません。

でも私は、子どもの頃に、

「つらいときは休んでもいい」

「頑張れない日があっても大丈夫」

と思えることは、決してその子を弱くすることではないと思っています。

むしろ、自分の心を自分で守るために、とても大切な力です。

社会に出れば、頑張らなければならない場面はたくさんあります。

仕事を途中で投げ出せないこともあるでしょう。

自分の都合だけでは休めない日もあるかもしれません。

けれど、どんなときにも無理をして頑張り続けることが、社会人として正しい姿なのでしょうか。

本当に必要なのは、

「今の私は、少し無理をしているな」

「これ以上頑張ったら、心や身体がもたないかもしれない」

と、自分の状態に気づけること。

そして必要なときには、

「今日は休もう」

「一人では難しいから助けてもらおう」

と、自分で判断できることです。

子どもの頃から、つらくても休むことを許されず、

「これくらいで弱音を吐いてはいけない」

「頑張れない自分はダメ」

と言われ続けていたら、大人になってからも自分の限界に気づけません。

心も身体も悲鳴を上げているのに、

「まだ頑張れる」

「ここで休んだら迷惑をかける」

と、自分を追い立ててしまいます。

そして、ある日突然、動けなくなる。

だから、子どもが休みたいと言ったときに、

「今は休んでも大丈夫だよ」

と伝えることは、子どもの言いなりになることでも、何でも許すことでもありません。

休んだ自分にも丸をつけられること。

自分の状態を自分で感じ取り、必要なときには立ち止まれること。

そして心と身体が回復したら、自分の意思でまた動き出せること。

私は、そこまで含めて「自立」なのだと思います。

その力があれば、子どもがこれから社会に出たあとも、自分の心を守りながら健やかに生活していくことができます。

そして、子どもにそれを伝えるためには、まずお母さん自身が、休んだ自分に丸をつけてあげることです。

お母さんが自分の限界を認め、必要なときには休み、自分を大切にする。

その姿を見ながら、子どもも、

「つらいときには休んでいい」

「自分を守っていい」

「できない日があっても、自分の価値は変わらない」

という新しい価値観を受け取っていくのだと思います。

私も、頑張ることが正しいと思っていました

かつての私も、

「母親なのだから頑張るのが当たり前」

「仕事も家事も子育ても、きちんとやらなければいけない」

と思っていました。

つらくても休まず、家族のために頑張り続ける。

それがよい妻であり、よい母親なのだと信じていたのです。

けれど、無理を重ねて心に余裕がなくなるほど、私は家族にイライラして当たり散らすようになっていました(T-T)

子どものために頑張っているはずなのに、その頑張りが、いちばん大切な家族を苦しめていたのです。

それでも当時の私は、自分が苦しいことに気づいていませんでした。

「夫がもっと手伝ってくれれば」

「子どもが言うことを聞いてくれれば」

そうやって、目の前の家族を変えることばかり考えていました。

そんな私が、フラワーエッセンスを取り入れながら自分の感情と向き合っていく中で、少しずつ、

「私は本当は、もう頑張りたくなかったんだ」

「助けてほしかったんだ」

「できない自分を、ずっと許していなかったんだ」

という本音に気づけるようになりました。

フラワーエッセンスは、無理やり考え方を変えるものではありません。

これまで見ないようにしてきた感情に気づき、自分を客観的に見つめることを、そっと助けてくれるものです。

自分の苦しさに気づき、自分への厳しさが少しずつ緩んでいくと、子どもや夫に対する見方も自然と変わっていきました。

家族を変えようとしなくても、私自身の在り方が変わることで、家族との関係も変わり始めたのです。

子どもが教えてくれたことを、親子で自由になるきっかけに

子どもが苦しんでいる姿を見るのは、親にとって本当につらいことです。

できることなら、代わってあげたいと思うでしょう。

けれど、子どもの苦しさをすぐに取り除こうとする前に、「この子は、私に何を教えてくれているのだろう?」と、自分の心にまず目を向けて下さい。

「私は何を我慢しているのだろう?」

「本当は何をやめたいのだろう?」

「どんな自分でなければならないと思っているのだろう?」

子どもの苦しさは、お母さんを責めるために起きているのではありません。

親子を苦しめてきた価値観に気づき、もう必要のなくなった生き方から一緒に自由になるために、目の前に現れているのかもしれません。

子どもを変えようとするのではなく、まずはお母さん自身が、自分の苦しさに気づいてあげる。

そこから、お子さんも元気を取り戻して行くはずです。

一人では自分の本当の気持ちが分からない方へ

ずっと頑張ることが当たり前だった人ほど、自分が何に苦しんでいるのか分からなくなっていることがあります。

「つらい」と感じる前に動いてしまう。

「嫌だ」と感じても、そんなことを思ってはいけないと打ち消してしまう。

そして気づかないうちに、自分に向けている厳しさを、家族にも向けてしまいます。

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  • この記事を書いた人

かげやま まり

メンタルセラピスト

神奈川県横浜市在住。自然療法セラピスト・潜在意識コーチ。
大学卒業後、アパレル専門商社に就職。その後米国大学留学・学士取得。帰国後はテレビ通販会社にて勤務。アパレル・ファッション雑貨・宝飾品を取り扱う中間管理職を経験。
在職中の2019年から子育てカウンセラーとして副業開始。2021年からは働く女性のためのカウンセリング・コーチングをスタートし、述べ150人以上の40代50代の女性の自己実現をサポートしている。
2024年に25年間の会社員生活を卒業し起業。

■夫は永遠の単身赴任。結婚25年目にして一緒に過ごした期間は7年程度。
■大学4年生長男・大学1年生次男・中学3年生長女の5人家族。
■趣味は映画鑑賞と子どもの部活観戦。ママ友との飲み会も大好き♡

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