親子関係をよくする方法

お盆に親を思い出すたび、なぜか心が苦しくなるあなたへ

お盆になると、亡くなったご両親のことを思い出す方も多いのではないでしょうか。

優しかったこと。
してもらったこと。
今だから分かる、親なりの苦労。

懐かしさや感謝が湧いてくる一方で、

なぜか胸がザワザワしたり、
思い出したくないことまで浮かんできたり。

そんな自分に、

「亡くなった親を悪く思うなんて」
「もっと感謝しなければ」

と罪悪感を覚えることもあるかもしれません。

でも、親を思い出したときに出てくるのは、きれいな気持ちだけとは限らないんですよね。

感謝もある。
寂しさもある。
そして、今も消えない悲しさや怒りもある

その全部があっていいのだと思います。

親がいなくなったのに、親の顔色を無意識で伺ってしまう。

先日セッションを受けて下さったクライアントさんが、お父さんを亡くしたときの気持ちを話してくださいました。

悲しさと同時に、

「これで自由になれる気がした」
「もう自分で決めていいんだと思った」

そんな気持ちが出てきたそうです。

この言葉だけを聞くと、驚く方もいるかもしれません。

けれど、お父さんのことが嫌いだったわけではありません。

優しいお父さんだった記憶もある。
大切にしてもらったこともある。

ただ、ときどき投げかけられた父親からの厳しい言葉が、今でも彼女の心には強く残っていたのです。

「ちゃんとしていないと怒られる」
「親に恥をかかせてはいけない」
「相手の気持ちが分からない私はダメな人間だ」

大人になってからも、その言葉が心のどこかに残り続けていました。

そして、お父さんがいなくなってからも、何かを決めるたびに、

「こんなことをしたら、お父さんは何と言うだろう」

と、無意識にお父さんの顔色をうかがっていたのです。

頭の中に聞こえる声は、本当に自分の声?

私たちは子どもの頃、親の言うことを素直に「正しいこと」として受け取ります。

親は自分よりも大きくて、何でも知っている存在に見えるからです。

だから、

「あなたは気が利かない」
「そんなこともできないの?」
「もっと人の気持ちを考えなさい」

と言われると、

「お父さんはそう思っているんだな」

と客観的にみることが出来ず、

「私は気が利かない人間なんだ」
「私は人の気持ちが分からない人間なんだ」

と、自分そのものを決める言葉として受け取ってしまうことがあります。

そしてその言葉を何度も思い出すうちに、いつの間にか親の声が、自分の声のようになっていく。

失敗したときに聞こえる、

「だからあなたはダメなのよ」

という声も、本当は自分の声では無いのかも知れないのです。

大人になった今も「理想の娘」でいようとしていませんか

親に認めてもらいたかった。
がっかりさせたくなかった。
嫌われたくなかった。

子どもの頃は、それが自分を守る方法だったのだと思います。

けれど、親の期待に応えようと頑張ってきた人ほど、大人になっても「理想の娘」をやめられないことがあります。

きちんと働く。
人に迷惑をかけない。
自分の気持ちより相手の気持ちを優先する。
つらくても弱音を吐かない。
大変なことも一人で何とかする。

それが当たり前になりすぎて、自分が本当はどうしたいのか分からなくなってしまうのです。

親がもう目の前にいなくても、心の中ではずっと、

「これでいい?」
「間違っていない?」
「怒られない?」

と、許可を求め続けているのかもしれません。

親を理解することより、自分の気持ちを分かってあげる

親にも、親なりの事情があったのでしょう。

余裕がなかったのかもしれない。
親自身も、自分の親から厳しく育てられたのかもしれない。
本当は、子どもを傷つけるつもりなどなかったのかもしれない。

でも、

親の事情を理解することと、傷ついた自分の気持ちをなかったことにするのは違います。

「あの頃、怖かったよね」
「本当は分かってほしかったよね」
「そんな言い方をされたら悲しかったよね」

そうやって、まずは自分が自分の気持ちを分かってあげる。

親を許そうとしなくてもいい。
無理に感謝しようとしなくてもいい。

心に残っている気持ちを、そのまま認めることから始めていいのです。

親の価値観と、自分の人生を切り離していく

親から受け取った価値観のすべてを、これからも持ち続ける必要はありません。

「これは、お父さんの考え方だった」
「これは、お母さんが大切にしていたことだった」
「でも、今の私はどう思う?」

そんなふうに一つずつ見直していくと、自分の中にある親の声と、本当の自分の声を少しずつ区別できるようになります。

親の価値観を手放すことは、親を否定することではありません。

親には親の人生があった。
そして、私には私の人生がある。

ただ、それだけなのです。

頭では分かっていても、手放せない気持ちがある

「これは親の価値観だった」
「私はもう、その通りに生きなくてもいい」

そう頭では分かっていても、長い間染みついた心のクセは、気づいただけですぐに手放せるとは限りません。

何かに挑戦しようとすると怖くなる。
自分の意見を言おうとすると、胸が苦しくなる。
人に頼ろうとすると、「迷惑をかけてはいけない」という声が聞こえてくる。

そんなとき、私たちは無意識に、子どもの頃と同じような反応をしています。

私はこれを、今も自分の中に残っている「親のエネルギー」と捉えています。

エネルギーというと、少し分かりにくく感じるかもしれません。

ここでいう親のエネルギーとは、目に見えない特別な何かではなく、親から受け取った言葉や価値観、そして、その言葉と一緒に心に残った恐れや悲しみのことです。

頭では、

「もうお父さんはいない」
「今は自分で決めていい」

と分かっていても、心の奥ではまだ、怒られないように、嫌われないように、親の期待に応えようとしている。

そのため、考え方だけを変えようとしても、同じところを行ったり来たりすることがあるのです。

フラワーエッセンスで感情を調えながら、自分を理解していく

今回のクライアントさんは、お父さんとの関係に向き合うためのフラワーエッセンスを飲みながら、セッションを重ねていきました。

すると、今まで忘れていた子どもの頃の出来事や、そのとき本当は感じていた気持ちが、少しずつ出てきたのです。

「あのとき、私は怖かったんだ」
「本当はお母さんにそばにいてほしかった」
「ちゃんとしていないと、見捨てられると思っていた」

こうした気持ちは、無理に思い出そうとして出てくるものではありません。

むしろ、ずっと一人で頑張ってきた人ほど、感じないように心の奥へしまっていることがあります。

フラワーエッセンスは、親への怒りや悲しみを無理に消してくれるものではありません。

感情を穏やかに調えながら、心の奥にしまってきた本当の気持ちに気づくことを、そっと助けてくれるものだと私は感じています。

そして、出てきた気持ちを一人で抱えるのではなく、信頼できるセラピストとの対話の中で、

「どうして私は、こんなに怖いのだろう」
「本当は、どうしてほしかったのだろう」
「この考え方は、本当に私のものなのだろうか」

と、一つずつ自分への理解を深めていきます。

自分の思考のクセは、自分にとって当たり前すぎて、一人ではなかなか気づけません。

だから私は、フラワーエッセンスで感情を調えながら、安心して話せる相手と一緒に自分の心を見ていくことが、遠回りをせず、本当の自分に近づいていく方法だと思っています。

親のエネルギーを解放することは、親を否定することではない

親から受け取ったものを手放そうとすると、

「親を否定することになるのでは」
「育ててもらったのに、申し訳ない」

と感じる人もいます。

でも、親のエネルギーを解放することは、親を嫌いになることでも、過去を否定することでもありません。

親から受け取ったものの中から、今の自分にも大切なものは残し、もう必要のないものは手放していく。

「これは、お父さんの考え方だったね」
「今まで私を守ってくれてありがとう」
「でも、これからは私が自分で選んでいくね」

そうやって、親の人生と自分の人生の間に、穏やかな境界線を引いていくことです。

親を切り離すのではなく、親から受け取った影響に振り回されない自分になっていく。

そのとき初めて、親への感謝も、無理に感じようとするものではなく、自分の内側から自然に湧いてくるのかもしれません。

これからは「私はどうしたい?」と聞いていい

お盆に親を思い出し、懐かしさだけではない気持ちが出てきたとしても、その気持ちを責めなくて大丈夫です。

親を大切に思う気持ちと、親の言葉に傷ついた気持ちは、一緒にあってもいいのです。

もし今、何かを決めようとするたびに頭の中で親の声が聞こえてくるなら、

「これは本当に私の声かな?」

と、一度立ち止まってみてください。

そして、親ならどう思うかではなく、

「私はどうしたい?」
「私はどう感じている?」

と、自分に聞いてあげてください。

何十年も親の価値観に合わせて頑張ってきたのなら、すぐに答えが出てこなくても大丈夫。

気づくたびに、自分に問い直していく。

その一つひとつが、自分の人生のハンドルを自分の手に戻していくことになります。

あなたはもう、誰かの理想どおりに生きるための子どもではありません。

これからは、あなたがあなたの人生を決めていいのです。

メンタルケアプログラム│メンタルセラピスト│かげやままり

もし、親の言葉だと分かっているのに手放せない。
一人で向き合っていると、いつも同じところに戻ってしまう。

そんなふうに感じているなら、一人だけで頑張り続けなくても大丈夫です。

私の個別セッションでは、フラワーエッセンスで今の感情を調えながら、安心できる対話の中で、自分では見つけにくい心のクセや、本当の気持ちを一緒に見つけていきます。

誰かに答えを教えてもらうためではなく、自分の中にある答えを、自分で見つけられるようになるために。

これまで一人で頑張ってきたあなたが、これからは自分を一人にしないことも、大切な選択の一つです。

フラワーエッセンス個別セッションの詳細・お申し込みはこちらから▼
https://kageyamamari.com/floweressence_private_session/

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  • この記事を書いた人

かげやま まり

メンタルセラピスト

神奈川県横浜市在住。自然療法セラピスト・潜在意識コーチ。
大学卒業後、アパレル専門商社に就職。その後米国大学留学・学士取得。帰国後はテレビ通販会社にて勤務。アパレル・ファッション雑貨・宝飾品を取り扱う中間管理職を経験。
在職中の2019年から子育てカウンセラーとして副業開始。2021年からは働く女性のためのカウンセリング・コーチングをスタートし、述べ150人以上の40代50代の女性の自己実現をサポートしている。
2024年に25年間の会社員生活を卒業し起業。

■夫は永遠の単身赴任。結婚25年目にして一緒に過ごした期間は7年程度。
■大学4年生長男・大学1年生次男・中学3年生長女の5人家族。
■趣味は映画鑑賞と子どもの部活観戦。ママ友との飲み会も大好き♡

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