40〜50代は、子育てと親の介護が重なる人も多い世代です。
責任感が強い女性ほど、「私が面倒を見なければ」「施設にお願いするのは親を見捨てること」と、自分を追い込みやすくなりがち。
親を介護施設にお願いしたほうがいい。
頭ではそう分かっているのに、いざ決めようとすると、
「親を見捨てることになるのではないか」
「自分が楽をしたいだけなのではないか」
「もう少し私が頑張れば、家で見てあげられるのではないか」
そんな思いが浮かんで、なかなか決断できない。
さらに、親戚や周りの人から、
「施設に入れるなんて、かわいそう」
「家族が面倒を見てあげられないの?」
などと言われたら、胸にぐっさり刺さってしまいますよね。
先日、フラワーエッセンスを飲んでくださっているクライアントさんとのセッションでも、親を施設にお願いすることへの「罪悪感」が話題になりました。
クライアントさんは、親のために必要な選択だと頭では分かっています。
それでも、周りの人の言葉が気になったり、「本当にこれでいいのだろうか」と心が揺れたりしていました。
お話を聞きながら一緒に心の奥を見ていくと、そこには、
「親の面倒は、自分が見なければいけない」
「施設にお願いしたら、親がかわいそう」
という思いが隠れていたのです。
なぜ、周りの人の言葉が、これほどまでに気になってしまうのでしょうか。
今回は、介護の方法や施設の選び方ではなく、親を施設に入れることへの罪悪感がどこから生まれているのか、その心の奥を見ていきたいと思います。
親を施設に入れることに罪悪感を抱いてしまう
親を施設に入れるかどうかを考えるとき、多くの人が悩むのは、どの施設がよいか、どんな介護を受けられるかという現実的な問題だけではありません。
その奥には、
「私は親不孝なのではないか」
「親を見捨てることになるのではないか」
「自分が楽をするために預けるようで申し訳ない」
という罪悪感があります。
施設のほうが安心して過ごせることも、専門家のサポートを受けたほうが親にとって安全なことも、頭では分かっている。
それなのに、心が「本当にそれでいいの?」と問いかけてきます。
フラワーエッセンスを飲んでいると、それまで気づかないようにしていた感情や、本当は心の奥にあった思いが、ふっと浮かび上がってくることがあります。
もちろん、フラワーエッセンスが代わりに答えを出してくれるわけではありません。
けれど、これまで蓋をしてきた気持ちに気づいたり、「私は本当はこう思っていたんだ」と、自分の内側に目を向けたりするきっかけになります。
今回のクライアントさんも、お話をしていく中で、
「私は、親を施設にお願いすることを、心のどこかで悪いことだと思っていたんだ」
という自分の罪悪感に気づいていかれました。

「親の面倒は家族が見るべき」という価値観
私たちの親世代には、
「年老いた親は、家族が面倒を見るもの」
「特に娘やお嫁さんが介護をするもの」
という考え方が、今よりも強くありました。
そのため、はっきり教えられた記憶がなくても、私たちの中には、
「娘である私が面倒を見るべき」
「家族のことを他人に任せてはいけない」
「親のためなら自分が我慢するのは当然」
という価値観が残っていることがあります。
こうした自分の中のルールを、私は「マイルール」と呼んでいます。
マイルールは、普段は当たり前になりすぎていて、なかなか自覚できません。
けれど、自分がそのルールを手放そうとしたとき、「罪悪感」や「不安」となって現れます。
親を施設に入れるという選択そのものが苦しいというより、
「親の面倒は私が見るべきなのに、それができない自分」
を責めているのかもしれません。
頭では「施設にお願いしたほうがいい」と判断していても、心の奥にある価値観は、そう簡単には変わりません。
「そんなふうに考えないようにしよう」
「罪悪感を持つのはやめよう」
と頭で言い聞かせても、同じところに戻ってしまうことがあります。
フラワーエッセンスは、こうした頭で考えていることと、心の奥で感じていることの間にあるズレを修正していくときにも、そっと寄り添ってくれます。
周りの言葉がぐっさり刺さるのはなぜ?
同じ言葉を言われても、まったく気にならない人もいれば、何日も引きずるほど傷つく人もいます。
この違いは、どこから生まれるのでしょうか。
誰かの言葉がぐっさり刺さるとき、その言葉と同じことを、自分も心のどこかで思っていることがあります。
例えば、「施設に入れるなんて、かわいそう」と言われて傷ついたとします。
それは、自分の中にも、
「施設に入れたら、親がかわいそうなのかもしれない」
「自分で介護をしない私は、冷たい娘なのかもしれない」
という思いがあるからかもしれません。
もちろん、これは「あなたが悪い」「責められるのも自分のせい」という話ではありません。
実際に心ない言葉を投げかけられたら、傷つくのは当然です。
ただ、いつまでもその言葉が離れなかったり、何度も思い出して苦しくなったりするときは、その言葉が、自分でも気づいていなかった心の痛みに触れている可能性があります。
ネガティブな感情が出てくると、私たちはつい、
「こんなことを思ってはいけない」
「気にしないようにしよう」
と抑えたくなります。
でも、ネガティブな感情は悪いものではありません。
「ここに、まだ気づいてほしい思いがあるよ」と教えてくれているサインでもあるのです。
フラワーエッセンスを取り入れることは、その感情を無理に消すことではありません。
湧き上がってきた気持ちを否定せずに見つめ、自分が何に傷つき、何を怖がっていたのかに気づいていくためのサポートになります。

保育園に預けたときの罪悪感を覚えていますか?
ここで、子どもが小さかった頃のことを、少し思い出してみてください。
仕事に復帰するため、子どもを保育園に預けるとき、
「こんなに小さいうちから預けるなんて、かわいそう」
「子どもが小さいうちは、お母さんがそばにいるべき」
そんなことを言われて、傷ついた経験はありませんか?
実際に誰かから言われていなくても、自分の心の中で、
「こんなに小さい子を預けて、本当にいいのかな」
「母親なのに、自分で見てあげられなくて申し訳ない」
「仕事を続けたいと思う私は、自分勝手なのかな」
と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
私自身も、3人の子どもを育てながらフルタイムで働いてきました。
保育園に預けることで仕事を続けられましたし、保育園だからこそしてもらえた経験や、身についたこともたくさんありました。
それでも、心のどこかには、
「子どもに寂しい思いをさせているのではないか」
「母親として、これでいいのだろうか」
という思いがありました。
だからこそ、誰かの何げない言葉が、必要以上に刺さることがありましたね。
気にならない言葉は心に残らない
もし、自分が保育園に預けるという選択に納得していて、そこにほとんど迷いがなかったとしたら、同じことを言われても、
「そういう考え方の人もいるんだな」
「今の私たちには、この選択が合っているから」
と、受け流せたかもしれません。
相手の価値観と、自分の選択を切り離せるからです。
けれど、自分でも「子どもがかわいそうなのかもしれない」と思っていると、「小さいうちから預けるなんて」という言葉が、ぐっさり刺さります。
相手の言葉によって傷つけられたように感じますが、実はその言葉が、もともと自分の中にあった罪悪感に触れたからなんですよね。
子どもを保育園に預けたときの罪悪感と、親を施設にお願いするときの罪悪感。
一見、違う問題に見えます。
けれど、その根っこには、
「家族のことは私がやらなければ」
「人に任せる私は無責任なのではないか」
という、同じ「思考パターン」が隠れていることがあります。
私たちの脳は「意識していること」をキャッチする性質がある
毎日のように通っている道にあった建物が、工事で取り壊されて更地になっているのを見て、
「あれ?ここには何が建っていたんだっけ?」
と思ったことはありませんか?
毎日目にしていたはずなのに、意識していなかったため、思い出せないのです。
反対に、自分が気にしていることに関する情報は、自然と目や耳に入ってきます。
例えば、欲しい車を決めた途端、その車ばかり街で見かけるようになったと感じることがあります。
急に台数が増えたわけではありません。
それまでも走っていたけれど、自分が意識するようになったことで、見つけやすくなったのです。
人の言葉についても、同じようなことが起こります。
「施設にお願いする私は、冷たい娘なのかもしれない」と気にしていると、それに関係する言葉を敏感に拾いやすくなります。
周りの人が自分を責めているように感じたり、何げないひと言がいつまでも頭から離れなくなったりするのです。

親の介護でも同じことが起きているのかもしれない
「親を施設に入れるなんて、かわいそう」
その言葉が胸に刺さったとき、私たちは、つい言った相手を責めたくなります。
「何も手伝ってくれないのに、口だけ出さないで」
「こちらの事情も知らないくせに」
「私はこんなに頑張っているのに」
そう思うのも当然です。
けれど、相手に分かってもらおうとしても、心のモヤモヤは消えないですよね。
そんなときは、少しだけ自分の内側に目を向けてみてほしいのです。
「この言葉の、何が一番苦しかったのだろう」
「私は本当は、どう思っているのだろう」
「私自身が、いちばん厳しく自分を責めていないだろうか」
今回のセッションでも、クライアントさんと一緒に、周りの人の言葉によって揺さぶられた感情を一つずつ見ていきました。
フラワーエッセンスを飲みながら継続して自分の心と向き合っていると、以前なら「相手が悪い」で終わっていた出来事からも、
「どうして私は、こんなに傷ついたのだろう?」
「私の中には、どんな思いがあるのだろう?」
と、自分の内側に目を向けられるようになっていきます。
周りから責められていると思っていたけれど、本当は、自分の中にも同じ思いがあった。
そう気づくと、相手の言葉に振り回される状態から、少しずつ離れられるようになります。
その「罪悪感」の奥にある「マイルール」
罪悪感が出てきたら、その奥にどのような「マイルール」があるのか?
例えば、
「母親なら、子どもを自分で見るべき」
「娘なら、親の面倒を見るべき」
「家族のことを他人に任せてはいけない」
「自分が楽になる選択をしてはいけない」
「周りから、よい母親、よい娘だと思われなければならない」
そんなルールが隠れていないでしょうか。
このマイルールは、これまでの自分を支えてくれたものでもあります。
責任を持って仕事をし、子どもを育て、家族を守るために必要だった時期もあったでしょう。
だから、マイルールを持っている自分が悪いわけではありません。
ただ、そのルールによって今の自分が苦しくなっているのなら、これからも守り続ける必要があるのか、一度立ち止まって考えてもよいのです。
フラワーエッセンスは、感情を無理やり変えたり、それまで持ち続けてきた「価値観」を力ずくで外したりするものではありません。
自分のペースで心を解きほぐしながら、もう必要のなくなったマイルールに気づき、新しい選択をしていく過程を支えてくれるものだと私は感じています。
「施設を選ぶこと」と「親を大切にすること」は矛盾しない
かつて子どもを保育園に預けたことは、子どもを大切にしていなかったということでしょうか。
決して、そうではありませんよね。
保育園の先生の力を借りながら仕事を続け、家族の生活を守ってきた。
保育園でさまざまな人と関わり、家庭だけではできない経験をした子どももいるでしょう。
誰かの力を借りることと、子どもを愛することは両立します。
それと同じように、親の介護を施設にお願いすることと、親を大切に思うことも両立します。
一人で介護を背負い、疲れ切って親に優しくできなくなるよりも
専門家の力を借りることで、娘として穏やかに親と向き合えるほうが双方にとっても良いはずです。
どの選択が正しいかは、家族の状況によって違います。
自宅で介護をすることだけが愛情で、施設を利用することが愛情の不足なのではありません。
親と自分の両方が安心して穏やかに暮らすために、どのような方法があるのかを考えていいのです。
周りの目が気になったときに、自分へ問いかけてほしいこと
周りから何か言われて苦しくなったときは、すぐに罪悪感を消そうとしなくて大丈夫です。
まずは、次のように自分へ問いかけてみてください。
「私は、本当はどうしたいのだろう?」
「誰から責められることを怖がっているのだろう?」
「私自身が、自分を責めていないだろうか?」
「親の面倒を見るべき、という考えはどこから来たのだろう?」
「親と自分の両方を大切にするなら、どんな方法があるだろう?」
すぐに答えが出なくても構いません。
自分が何を感じ、どんな価値観に縛られているのかに気づくことが、罪悪感から抜け出す最初の一歩です。
フラワーエッセンスを選ぶときも、表面に出ている「親を施設に入れるかどうか」だけを見るのではなく、その奥にある感情を丁寧に見ていきます。
罪悪感なのか。
周りから非難されることへの怖れなのか。
親を置いていくような寂しさなのか。
よい娘でいられなくなる不安なのか。
同じ出来事に悩んでいても、心の奥にある感情は人によって違います。
だから私は、セッションでお話を聞きながら、その方の今の心に合うフラワーエッセンスを一緒に選んでいます。

一人で背負うことだけが愛情ではありません
親を施設に入れることに罪悪感を抱くのは、それだけ親を大切に思っているからでもあります。
「できることなら、自分がしてあげたい」
「親には幸せでいてほしい」
そんな愛情があるからこそ、迷い、苦しくなるのです。
ですから、罪悪感を感じる自分まで責めないでください。
ただ、その愛情を証明するために、自分の人生や健康を犠牲にし続けなくてもいいのです。
子育ても、介護も、家族のことを一人で背負うことだけが愛情ではありません。
誰かの力を借りてもいい。
自分の生活を大切にしてもいい。
親と自分の両方が穏やかでいられる方法を選んでもいい。
周りの言葉が刺さったときは、自分を責める材料にするのではなく、
「私の中に、まだ自分を許せていない部分があるのかもしれない」
と、自分の本当の気持ちに気づくきっかけにしてみてください。
フラワーエッセンスは、目の前の問題を代わりに解決してくれるものではありません。
けれど、自分の感情を否定せず、心の奥にある本当の声を聞いていく過程に、やさしく寄り添ってくれます。
外側の声よりも、自分の中の声を丁寧に聞けるようになると、誰かの正解ではなく、自分が納得できる選択が少しずつ見えてきます。

一人で考えていると、罪悪感と本当の気持ちを分けることが難しい場合があります。
「本当はどうしたいのか分からない」
「周りの目が気になって決められない」
「頭では分かっているのに、何を選んでも自分を責めてしまう」
そんなときは、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
フラワーエッセンスの個別セッションでは、今抱えている悩みを整理しながら、その奥にある感情や、自分を縛っている心のクセを一緒に見つけていきます。
そして、お話を聞きながら、今のあなたの心に合うフラワーエッセンスを選びます。
誰かのために頑張り続けてきたあなたが、今度は自分の気持ちも大切にできるように。
よかったら、一度お話を聞かせてください。
フラワーエッセンス個別セッション詳細はこちら▼
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