思春期の子どもへのイライラは、
「子どもが言うことを聞かないから」
「何度言っても動かないから」
「学校のことを何も話してくれないから」
起きていると思っていませんか?
でも実は、子どもの行動とは別のところに、イライラの原因が隠れていることがあります。
それは、
「よい母親だと思われたい」
「子育てに失敗したと思われたくない」
「親子関係がうまくいっていないと思われたくない」
という、「母親としての自分が周りからどう評価されるか」への無意識の恐れです。
もしかしたら私、子どものことを思って怒っているのではなく、母親としての体裁を守るために、子どもへ怒りをぶつけているだけかもしれない・・・
そんな視点で自分の心を見てみると、今までとは違う「解決策」が見えてくるかもしれません。
「あなたのせいで、私が注意されたじゃない!」
私も以前は、「母親としてきちんと見られたい」ということに、とてもこだわっていました。
だから、学校の先生から子どものことで何か言われると、心の中では、
「あなたのせいで、先生に注意されたじゃない!」
「あなたがきちんとしてくれれば、私はこんなイヤな思いをしなくて済んだのに!」
と思っていたんです。
もちろん、そのときの私は、
「子どものためを思って注意している」
「この子が困らないように言っている」
つもりでした。
でも本当は、先生の言葉を、
「あなたは、きちんと子育てのできていない母親ですね」
と言われたように受け取っていたんですよね。
だから、あれほど怒りが湧いてきた。
私は子どもの問題を解決しようとしていたのではなく、
「母親としてダメだと思われたくない」という自分の不安を、子どもを変えることで解消しようとしていたのだと思います。
フラワーエッセンスを飲んで、怒りの出どころが見えるようになった
でも、当時の私には、この心の動きが分かりませんでした。
ただ、
「先生の言い方がムカつく!」
「子どもがきちんとしていないから腹が立った」
と思っていました。
自分の中にある「恐れ」に気づけるようになったのは、フラワーエッセンスを飲むようになってからです。
フラワーエッセンスを取り入れていくうちに、
「私は、相手のどんな言葉に反応しているんだろう?」
「その言葉を、どんな意味として受け取ったんだろう?」
と、自分の心の動きが少しずつ分かるようになりました。
先生から子どものことを言われた。
それは、ただの出来事です。
でも私は、その言葉を、
「母親であるあなたが、きちんとしていないからです」
という意味に受け取っていた。
だから、怒りが出てきたんです。
それなのに、自分をイヤな気持ちにさせた原因を、子どものせいにしていました。
イライラしたときは「私は今、何に反応している?」と聞いてみる
それからというもの、私は子どもにイライラするときは自分の心が「何に」反応しているのか、を意識するようになりました。
「私は今、何か「恐れ」があるのかな?」
「本当に、子どもが困っているの?」
「それとも、母親としての私がどう見られるかを気にしている?」
「子どものために言おうとしているの?」
「私を安心させるために、子どもを動かそうとしていない?」
自分の中にある「恐れ」に気づくことは、自分を責めることではありません。
「私、よい母親だと思われたかったんだ」
「子育てに失敗したと思われるのが怖かったんだ」
ただ、そう気づけばいいんです。
すると、子どもに背負わせていた不安を、自分のもとへ戻すことができます。
思春期の子どもへのイライラは、子どもの行動を変えなければ解決できないと思われがちです。
でも実は、自分を怖がらせている思い込みに一つ気づくだけで、子どもをどうにかしようとする気持ちが小さくなることがあります。
もしかしたら私、子どものために怒っているのではなく、母親としての体裁を守るために、怒りをぶつけていただけかもしれない。
そう気づいたとき、目の前の子どもを見る目も、子どもへかける言葉も、少しずつ変わっていくのだと思います。