思春期の子どもへの接し方について、本を読んだり、講座を受けたり、インターネットやAIで調べたり。
どう接したらよいのか、頭では分かっている。
- 子どもの話を否定せずに聴く。
- あれこれ口を出さずに見守る。
- 感情的にならず、落ち着いて伝える。
心に余裕があるときは、できることもある。
けれど、反抗的な態度が続いたり、何度言っても動かなかったり、こちらの話を面倒くさそうに聞き流されたりすると、だんだんイライラしてくる。
それでも、
「思春期だから仕方がない」
「ここは見守らなければ」
と自分に言い聞かせ、言いたいことを飲み込む。
そして、あるときとうとう我慢の限界を迎え、
「いい加減にして!」
「いつまでそんな態度でいるの!」
と、怒りを爆発させてしまう。
その後、
「また怒ってしまった・・・」
「もっと落ち着いて話せばよかった」
と後悔する。
そんなことを繰り返していませんか?
でも「やっぱり私ってダメなんだ・・・」そんな風に自分を責めなくても大丈夫!!!
なぜならそうなってしまうのは
子どもを見守っているつもりで、自分の気持ちをずっとずっとず~っと我慢しているからなんです。
自分の本当の気持ちを犠牲にし続けていたら、爆発して当然なんですよ。
思春期の子どもには「見守ることが大切」と言われるけれど
思春期は、子どもが親から少しずつ離れ、自分の考えや生き方をつくっていく時期です。
だから親は、先回りして答えを出さず、子ども自身が考えるのを見守ることが大切だと言われます。
私も、それは本当に大切なことだと思っています。
けれど、「見守る」という言葉を、
「何も言ってはいけない」
「腹が立っても我慢しなければならない」
「どんな態度を取られても受け入れなければならない」
という意味にしてしまうと、お母さんの心はどんどん苦しくなってしまいます。

子どものために我慢する。
親子関係を悪くしないために我慢する。
理解のある母親でいるために我慢する。
そうして自分の本音を抑えていると、心の中には少しずつ怒りがたまっていきます。
見守っているつもりだったけれど、本当は、言いたいことを飲み込みながら耐えていただけだった。
そんなこともあるのではないでしょうか。
「私、子どもの機嫌を取っていたんですね」
先日のセッションでも、クライアントさんがお子さんへのイライラを話す中で、
「私、子どもの機嫌を取っていたんですね」
と気づかれる場面がありました。
その言葉を聞いて、私も以前は、子どもの機嫌が悪くなると、言いたいことを飲み込んだり、先回りして何とかしようとしたりしていたなぁと思い出しました。
そのときは、子どものためにしているつもりでした。
けれど今振り返ると、子どものためだけではなく、
「嫌われたくない」
「これ以上、親子関係を悪くしたくない」
「母親の私が、何とかしてあげなければならない」
という、心の深いところに私自身の不安があったんですよね。
そして、子どもの機嫌を損ねないようにすればするほど、私は苦しくなっていきました。
我慢しているから、最後に怒りが爆発する
「子どもに怒ってはいけない」
「感情的になってはいけない」
そう思って、怒りを抑えようとしている方は多いと思います。
けれど、怒りを感じないようにすることと、怒りの理由に気づくことは違います。
怒りを感じても、
「こんなことで腹を立てるなんて、大人げない」
「思春期なのだから、親が受け止めなければ」
と、その気持ちをなかったことにする。
それを繰り返していると、怒りは消えるのではなく、心の中にたまっていきます。
そして、子どものちょっとした一言や態度をきっかけに、一気にあふれ出してしまうんですよね。
爆発した怒りだけを見ると、
「私は感情をコントロールできない」
と思うかもしれません。
でも、その前に、たくさんの我慢がありませんでしたか?
本当は、もっと早い段階で、
「その言い方をされると悲しい」
「今の態度を私は嫌だと感じている」
「お母さんはこうしてほしいと思っている」
と伝えたかったのではないでしょうか。
怒りを爆発させたかったのではなく、本当は、自分の気持ちを分かってほしかっただけなのかもしれません。
機嫌を取らないことと、感情をぶつけることは違います
だからといって、思ったことをすべて怒りのままにぶつければよいわけではありません。
子どもの機嫌を取らずに本音を伝えることと、感情をぶつけることは違います。
感情をぶつけるときは、
「どうしてあなたは、いつもそうなの!」
と、相手を責める言葉になります。
けれど、自分の気持ちとして伝えられるようになると、
「私は、その言い方をされると悲しい」
「私は、今のままでよいとは思っていない」
「あなたの考えも聞きたいけれど、お母さんの考えも聞いてほしい」
と、自分を主語にして話せるようになります。
子どもが不機嫌になるかもしれない。
すぐには分かってもらえないかもしれない。
それでも、必要なことは落ち着いて伝える。
それは子どもを支配することではなく、親子がお互いの気持ちを尊重するために必要なことだと思います。
なぜ私は、自分の気持ちを我慢してしまうのだろう?
大切なのは、「怒らない方法」を増やすことよりも、自分がなぜそこまで我慢してしまうのかを知ることです。
「なぜ私は、子どもが不機嫌になるのが怖いのだろう?」
「なぜ私は、言いたいことを言えないのだろう?」
「なぜ私は、子どもの問題を自分が解決しなければならないと思うのだろう?」
と、自分の心に聞いてみる。

そこを丁寧にたどっていくと、
- 「母親は、いつも子どもの味方でいなければならない」
- 「子どもに嫌われるのは、母親失格だ」
- 「子どもがうまくいかないのは、私の責任だ」
- 「私が我慢すれば、家族はうまくいく」
といった、自分でも気づいていなかった「価値観」や「信念」が浮かび上がってきます。
私たちは、目の前の子どもの態度に怒っているように見えて、実は、自分の中にある「価値観」や「信念」によって苦しくなっているだけなんですよね。
フラワーエッセンスで変わったのは、接し方ではありません
以前の私も、家族にイライラしないための方法や、子どもへの接し方を学んできました。
けれど、どれだけ方法を知っても、心の中に我慢や不安がいっぱいある状態では、続けることができませんでした。
頭では分かっているのに、できない。
我慢して抑えても、最後には爆発する。
そんなことを繰り返していたんです。
私が変わるきっかけになったのは、フラワーエッセンスを取り入れながら、自分の中にある感情や価値観、信念に気づいていったことでした。
- なぜ私は怒っているのか。
- 本当は、何が悲しかったのか。
- 私は、何を我慢してきたのか。
そうした自分の気持ちが少しずつ動き出し、否定せずに受け入れられるようになると、無理に怒りを抑える必要がなくなっていきました。
「怒らないようにしよう」と頑張ったのではありません。
自分の本音を我慢しなくなったことで、爆発するほどの怒りをため込まなくなったんです。
すると、必要なことは必要なこととして、感情的にならずに伝えられるようになっていきました。
変わったのは、子どもへの接し方だけではありません。
私自身の在り方が、根本から変わっていったのだと思います。
子どもに伝わるのは、言葉だけではありません
同じ言葉を伝えていても、心の中に怒りや不安があると、その感情も一緒に子どもへ伝わります。
「あなたのために言っているのよ」
という言葉の奥に、
「早く何とかして」
「私を安心させて」
「お母さんの言うとおりにして」
という思いがあれば、子どもは敏感に感じ取ります。
だから、どれだけ正しい言葉を選んでも、反発されてしまうことがあるんですよね。
けれど、自分の中に安心感が育ち、
「この子には、自分で考える力がある」
「今すぐ分かってもらえなくても大丈夫」
「言いたいことを伝えても、親子関係は壊れない」
と思えるようになると、言葉に乗るものが変わります。
お母さんが自分の気持ちを我慢せず、それでいて感情的にもならずに伝えられるようになると、思春期の子どもも少しずつ、その言葉に耳を傾けられるようになります。
自分の内側で起きた変化が、子どもとの関係にも映し出されていくのです。
我慢して見守ることを、もう終わりにしていい
思春期の子どもを見守ることは、自分の気持ちを我慢することではありません。
子どもの気持ちを尊重するのと同じように、お母さん自身の気持ちも大切にしてよいのです。
イライラしたときは、すぐに怒りを消そうとしなくても大丈夫。
「私は今、何を我慢しているのだろう?」
「本当は、何を伝えたいのだろう?」
と、まずは自分の心の声を聞いてあげてください。
その怒りは、あなたがダメな母親だから生まれたものではありません。
ずっと我慢しながら、家族のために頑張ってきたことを知らせてくれているのかもしれません。
我慢し続けることでも、感情を爆発させることでもない。
自分の本音を大切にしながら、伝えるべきことを穏やかに伝えられる。
そんな新しい親子関係を、これからつくっていけばよいのだと思います。
一人では気づけない「我慢」を整理してみませんか?
自分にとって当たり前になっている我慢や価値観には、一人で考えているとなかなか気づけません。
初回無料セッションでは、思春期のお子さんに感じているイライラや、言いたくても言えない気持ちをゆっくりと言葉にしながら、今の苦しさにつながっている価値観や信念を一緒に整理していきます。
うまく話せなくても、何に悩んでいるのかが、まだはっきり分からなくても大丈夫です。
「接し方は分かっているのに、どうしてもできない」
「もう我慢して見守ることに疲れた」
そう感じている方は、ぜひ一度お話しに来てくださいね。
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