お盆休みに入り、実家へ帰省している方も多いのではないでしょうか。
久しぶりに親の顔を見られるのは嬉しい。
家族みんなで食卓を囲めるのも、ありがたい。
そう思っていたはずなのに、実家に帰ると、なぜか母親の一言一言にイライラしてしまう。
「少し太ったんじゃない?」
「子どもに、もう少し勉強させたほうがいいんじゃない?」
「仕事ばかりして、ちゃんと家のことはやっているの?」
言われた瞬間、胸の奥がザワッとする。
でも、
もう親も歳だし・・・
心配して言ってくれているだけだろうし・・・
久しぶりに会ったのだから、波風を立てたくないし・・・
いちいちイライラするのも大人げないし・・・
そうやって笑って受け流しながらも、実は心の中ではイライラが積み重なっていく。
そんな感覚のまま過ごしていませんか?
「母も悪気はない」と思ってしまう
先日のセッションを受けて下さったクライアントさんもそんなお母さん思いの方でした。
「母も悪気はないと思うんですけど」
「母も、そんなつもりで言っているわけではないと思うんです」
と話していました。
でも、その一方で、
お母様の言葉に傷つき、怒りを感じていらっしゃることは確か。
こんな風に、母親に対して複雑な思いを抱えている女性は少なくないんですよね。
本当は嫌だった。悲しかった。そんな言い方をしないでほしかった。
そう感じているのにもかかわらず、まるでその思いを打ち消すかのように
「母も苦労してきたから」「昔の人だから」「私より母のほうが大変だった」
と、母親の事情を優先してしまう。
もちろん、母親にも母親の事情があるし、悪気はないのかもしれない。
でも、母親に悪気があったかどうかと、あなたが傷ついたことは別の話だと捉えて欲しいんです。

年老いた親だからこそ、本音を言い出せない。
40代、50代になると、親も70代、80代になっていきます。
以前より体が小さく見えたり、できないことが増えていたり。
そんな親の姿を見ると、
「今さら昔のことを言って傷つけたくない」
「残された時間を考えたら、私が我慢すればいい」
と思ってしまうこともあります。
セッションでお話ししてくださったクライアントさんも、
「自分の言葉で傷つけたくない」
と仰っていました。
でも本当は、「母の言葉で、私が傷ついていることにも気づいてほしい」という思いも心の深い部分で持っているのです。
傷つけたくない。でも、分かってほしい。
母親を大切にしたい。でも、自分の気持ちも大切にしたい。
この二つの思いの間で、ずっと揺れていたのだと思います。
「私が大人になればいい」と我慢してきた
母親はきっと変わらない。
だから私が大人になって、割り切るしかない。
そう思って、母親との関係を乗り越えてきた人もいるでしょう。
けれど、「私が大人になればいい」と我慢し続けていると、いつの間にか親子の立場が逆転してしまうことがあります。
母親が機嫌を損ねないように気を配る。
母親が傷つかないように言葉を選ぶ。
母親が望んでいることを先回りしてやる。
まるで自分が、母親のお世話係になったような関係です。
子どもの頃から、頑張っている母親の姿を見てきた人ほど、
「お母さんの邪魔をしてはいけない」
「お母さんを困らせてはいけない」
「私が我慢すればいい」
と、言葉で教えられなくても感じ取っています。
その心のクセが、大人になった今も続いているのかもしれません。
実家に帰ると、子どもの頃の自分に戻ってしまう
普段は仕事をこなし、家庭を支え、いろいろなことを自分で判断している。
そんな立派な大人の女性でも、実家に帰って母親を前にすると、急に何も言えなくなることが結構あるんですよね。
母親に否定されたくない。
嫌な顔をされたくない。
言い返して、もっと強い言葉が返ってきたら怖い。
頭では「私はもう大人」と分かっていても、心は子どもの頃の自分に戻ってしまうのです。
幼い頃にこれ以上傷つかないように、ずっと自分を守ってきた心の反応が、大人になった今でも自動で作動してしまうんです。
母親を思いやる前に、自分の気持ちを聞いてみる
お盆の帰省中、母親の言葉にイラッとしたら、すぐにその気持ちを消そうとしないでください。
「母も悪気はないから」
「せっかくのお盆だから」
「これくらいで怒る私がおかしい」
と相手の事情を考える前に、まず自分に聞いてみてほしいのです。
私は今、何が嫌だった?
どの言葉に傷ついた?
本当は何と言いたかった?
もしかしたら、
「そんな言い方をしないでほしかった」
「私なりに頑張っていることを認めてほしかった」
「人と比べずに、私の話を聞いてほしかった」
そんな気持ちが隠れているかもしれません。
まずは自分が、自分の本当の気持ちに気づいてあげる。
それだけでも、感情を押し込め続ける状態から抜け出す一歩になります。

親を大切にすることと、自分を我慢させることは違う
お母様を大切にしたいと思うことは、とても素敵なことです。
でも、親を大切にするために、自分の気持ちをなかったことにする必要はありません。
母親の事情を理解することと、自分の痛みを我慢することも違います。
本当は嫌だった。
本当は悲しかった。
本当は、もっと私の話を聞いてほしかった。
そんな気持ちはあってもいいのです。
母親にイライラする自分は、「冷たい娘」でもないし「大人げない」のでもありません。
そのイライラの奥には、お母様との関係で苦しくなっているあなたを解放するヒントが隠れています。
そして遠回りに思えるかも知れないけれど、イライラの奥にある本当の自分の声を受止めていくことで、お母さんと本音で話せる日が近くなっていきます。

だから今年のお盆は、お母様との関係に波風立てないようにと自分の気持ちをグッと抑えるのではなく、
母親を目の前にすると、無意識に自分がどれだけ我慢してしまうのか?
どんなときに無理に笑っているのか。
まずは、そこに気づく時間にしてみてください。
お母さんを変えようと頑張ったり、どうせ変わらないから・・・と諦める必要もなし!
ただただ自分の内側にいる小さな自分の声を聞いてあげるだけで、お母様との関係は劇的に変わっていきます。
母親との関係で繰り返す苦しさを、そろそろ本気で手放したいと思う方へ
母親に会うと、なぜかイライラする。
言いたいことがあるのに、傷つけそうで言えない。
「母も悪気はないから」と自分を納得させても、心のモヤモヤが消えない。
その苦しさをそろそろ手放していきませんか?
私の無料個別セッションでは、今抱えているお悩みをじっくり伺いながら、
「私は本当は、何に傷ついているのだろう」
「どうして同じことで苦しくなるのだろう」
と、絡まった気持ちを一緒に整理していきます。
親を責めるための時間ではありません。もちろん、無理に本音を伝える必要もありません。
まずは、ずっと我慢させてきたあなた自身の声を聞いてあげる時間です。
一人で考えていると、いつも「私が我慢しさえすればよい」という答えに戻ってしまう方は、是非ご活用くださいね。
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